首相官邸からホワイトハウスへ

どうも官房副長官が増員されるらしい・・・

今もって"正式"には自民党総裁選への出馬を表明していない大本命の安倍官房長官ではあるが、首相になった際の戦略とか施策についてはちらほら漏れ聞こえてきている。
今日の読売新聞にそんな施策の中から「首相官邸の機能強化のため、政務の(官僚ではない)官房副長官を増員する」という記事が出ていた。単に納税者的な観点から見れば「また大臣増やして何すんだ?」という税金の無駄使いのように感じたりもするのだが、よくよく考えるとこれは首相官邸の機能をアメリカのホワイトハウスに近づけようとする考えが見えてくる。

記事の中では、現在2人いる政務の副長官を5人に増員して各自に特定の政策分野を担当させるとある。これってアメリカで言うところの"○○担当大統領補佐官"とほとんど同じことになるはず。
具体的に挙げれば「安全保障担当大統領補佐官」、現在のライス国務長官の前職、ちなみに今は確かハドリーさんだったはず。これを日本でやった場合には「安全保障担当官房副長官」とでもなるんだろうか?少々名前が長い気がしますが、こうしたアイデアが出てくるのは、小泉政権の5年間で政策決定のプロセスが大きく変化したことが影響していると考えられる。

従来の「自民党+官僚=族議員+官庁」によるいわゆるボトムアップ型の政策立案から、官邸
(首相)主導によるトップダウン型にこの5年間で政策決定の仕方は大きく変化してきた。
この辺の事情については、日本経済新聞社から出版されている清水真人著その名も「官邸主導」という本に時系列を含めて書かれているので省略。この本を読むと今言った変化がよく理解できる。今年上半期読んだ本の中では1,2を争う面白さ(多分につまんない人もいるだろうけど)だった。

安倍さんとしては、外交、教育、福祉、安全保障etc.のどの問題にしても複数の官庁が関わることから、"調整"という時間の浪費とか"骨抜き"という官庁の悪癖を排除するために、小泉さんの取ってきた"トップダウン型"を制度として整備していこうという考えなのだろう。
少なくとも現状は「カリスマ首相」の能力に依存しているのが現実だ。
となると、下手な大臣より官房副長官のほうが格上になるということが起きてくるのか?
政治家さんはその辺を気にしがちだ。
たまに企業なんかである、取締役人事部長と執行役員経理部長のどちらが偉いなんて話をイメージさせる。実は大抵の人はどっちでもいい、という話。

もう1つ記事のなかで目を惹いたのが"スピーチライター"の採用を検討、という箇所。
今の小泉さんが"ポピュリズム"といわれようが何と言われようが、「ワンフレーズ」を使ってアピールする能力が巧みなことは事実。次の首相もその辺の能力は形を変えても求められるわけで、今の3人の候補達にはさすがに小泉さんほどの能力はなさそうなので、それを補うために"スピーチライター"を採用するのはいい施策なのでは?
原稿棒読みの演説がましになることは良いものだし、感情をきちんと込めて政治家がスピーチできるようになればそれは大きな進歩だろう。
ただし、今まで以上にその辺で細工もできるわけで、安易に洗脳されないようにしなくてはいけない。それこそ「煽動」されないようにしなくては・・・

以上を踏まえて浮かんだのは自民党の世耕議員の影。多分、この辺は彼を中心とするメンバーが考えたのではないだろうか?著作でアメリカNBCのドラマ「ホワイトハウス」を取り上げていたし・・・でも、レオもジョシュもトビーもサム(全部ドラマの登場人物)もバートレット大統領もいない日本で本当にこの策が機能するのか?かなり興味がある。

最後にNHKへ。
中身の無い○流ドラマの放送をとっとと止めて、ホワイトハウスのシーズン5を放送しろ!見比べればどっちが放送に値するかは歴然なはずでしょ。

以上、一言書いてすっきりしたので、今宵はこの辺で。

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この記事へのコメント

2006年08月21日 22:43
こんにちは。新着から入りました。暑いですけどお互いにいいブログを作りたいですね。うちにもどうぞお越しください。

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