オーケストラ! ~ Le Concert ~

なんでこの映画が都内で3スクリーンしかやっていないのか?
「のだめ」の10分の1でいいから分けてあげ欲しいものだ。

それは4月上旬の金曜日の夜のこと。
金曜日の夕刊のテレビ欄の下には「映画の宣伝」が
ところ狭しと並んでいるんで、ちゃんとチェックしているんだけど
その日、何気なく見た映画のタイトルに目を引かれた。

オーケストラ!

圧巻のラスト12分

チャイコフスキーのバイオリン協奏曲

もう、それだけで見に行こうと決めていた。
世間がどれだけ

のだめカンタービレ

に染まっていようとも(実際、どうだかは知らないけど)
「1812年」も「ラプソディ・イン・ブルー」がなくてもいい。
別にチャイコフスキーのファンでもないけど、
テレビ欄の下の狭いスペースでキラリと光るその広告は
ボクの心をとらえていた。

で、先週の木曜日のこと。
ようやく取れた有給2連休の後半。
前日は初夏のような暖かさだったのに
雨が降って、真冬のような気温の日の午後、
行きつけのシネコンに向かった。
なんというかすごくラッキーなことに
東京都内で3スクリーンでしか上演していないという状況なのに
なぜか行きつけの立川のシネコンでやっているという幸運にも恵まれ
労せずして見ることが出来たしだい。(渋谷とか休日は満席らしい)
雨の木曜日の午後なんて、映画館はかなり空いていて
本当、いろんな意味でラッキー。

映画はかなりのコメディタッチなんだけど
ずっとその後ろ側で共産主義下のソビエトにおける
暗い歴史が流れていて、そこに現代とのギャップを描いていて
重苦しい雰囲気はないけど、でも、深い。

個人的には「名刀はさび付かず」っていうか「昔とった杵柄」って感じで
楽器は簡単には演奏できないということはわかっているんだけど
でも、そういう「神様のご都合主義」的なものは気にならないっていうか
それ以上にストーリーが魅力的で魅入っていた。

そしてラスト12分でやってくる「チャイコフスキーのバイオリン協奏曲」

何だろうね、直前に出てくる「彼女のために戻れ」という一言の段階で
かなりグッときていたんだけど、やっぱりもう涙がとまらなかった。
バイオリンのソロからオーケストラのトゥッティになったときに目の前が滲んだ。
もう、あれはストーリーと音楽の持つ力なんだと思う。
自分が楽器を吹いていたから余計に大きく感じるんだろう。
もっと見ていたい、聴いていたいと思わせながら映画は終了。

見てないのに書くのはなんだけど
「のだめ」は登場人物たちを音楽がつなぎ、
「オーケストラ!」は音楽に登場人物たちが引き寄せられる感じ。

誰かのために演奏する


いいなぁと思う。
一度だけ、ある演奏会を個人的に
「あいつのために」と決めて取り組んだことがある。
その人はどうやっても聴きにこれなかったんだけど
でも、そこは覚悟なんだよね。
本番中に腹筋をつったのは後にも先にもあのときだけだけど
自分の中では本当にいい演奏会だったなぁと
この映画を見て思い出した。

できるだけ多くの人に見てほしい映画です。

<おまけ>

なんて書いていますが、なんといってもこの映画は
ヒロインが美しいです。
子供の頃に見たら、「バイオリンやる!」と言ったかも。



一度、聴いてみてください。

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  • 情熱大陸20140202 『神尾真由子』 #jounetsu

    Excerpt: まさかの「30分惚気番組」になるとは・・・ なんだろうものすごくもったいなかったような。 せっかくのメッセージ性が薄れたような その根拠が一応見えたような・・・ Weblog: 気ままな雑記帳 racked: 2014-02-03 22:49