【書評】『なぜ、システム開発は必ずモメるのか? 49のトラブルから学ぶプロジェクト管理術』

ようやく読み終わったので感想を少し。
SI関係の仕事をしている人は読んでおいたほうがいいですね。
それにしても何度も「フラッシュバック」してしまったよ・・・





こんなタイトルの本が出版されたときいて
気になっていたのですが、あっという間に2つの書評が。

【書評】『なぜ、システム開発は必ずモメるのか? 49のトラブルから学ぶプロジェクト管理術』(細川義洋・著)

【書評】なぜ、システム開発は必ずモメるのか? 49のトラブルから学ぶプロジェクト管理術

最初は「法務」的な視点のものかと思っていたのですが
隊長とござ先輩の書評を読むともっと面白そうだったので
昼休みに紀伊国屋まで行って購入しました。
本当のところ、もっと早く読みたかったのですが
結構、忙しい時期とウィルスとの戦いがあって
今週ようやく読み終えたしだいです。
ということで感想的なものをいくつか。

なぜ、システム開発は必ずモメるのか?

このタイトルが一般の人からしたら「本当なの?」と
思われそうですが、本書内の各テーマのサブタイトルを見れば
SI関係者であれば、自分の経験なり聞いた話なりで
大抵のことに合致するのではというくらいの網羅性があります。

実際、ボクが読んだ感覚としても過去の記憶と自分の体験、
そして自社で起きた&起きているトラブルのことを
いやでも思い出すというくらいの中身となっておりまして
その辺、溜め息が出てしまう人もいれば
冷や汗もしくは怒りが沸き出す方もいるかもしれません。

個人的には「要件定義」関連の事例というかテーマが
かなり自分の経験にひっかかるものがありまして
PMO的な立場で取り組んだプロジェクトを思い出しました。
ま、やっぱりこの工程の品質が低いなり、おろそかだと
もうその後は泥沼なり大火事なり大爆発になることが圧倒的で
ベンダーと発注者がどこまで真剣にきっちり作業ができるか?
そしてこの段階で「信頼関係」を築けるかということが
プロジェクトの成功に大きく影響するということを再確認しました。

逆に言うと、要件定義の成果にお客が不信感を抱くと
本当に契約解除とか訴訟とかが起きます(起きました)
かくいうボクも一度、まったく自社と関係のないプロジェクトの
要件定義書の妥当性を評価するというお仕事をしたことがあります。

結局のところ、システム開発プロジェクトを成功させるには
「発注者とベンダーの信頼関係」をどうやって構築し
それを維持・発展させていくかということなのだと思います。
もちろんこれはシステム開発に限ったことではないですけど。
で、それをどうやっていくかということについて考えるのに
本書はたくさんヒントをくれるなと思いました。

同時に「プロジェクト管理」という点も取り上げていて
進捗管理や品質管理に関するチェックリストなど
これからマネージャーを目指す方にもオススメな内容となっています。

個人的には「調達・発注」の部分での内容もあると
より魅力が深まるかなと思ったりもしますので
できれば続編にはその辺のところを盛り込んでいただけると
ありがたいなと思います。

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