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<<   作成日時 : 2018/03/21 19:54   >>

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あくまで個人的な経験と考えベースですので軽く読んで下さい。
でも今回の件に限らず「制度の構造的欠陥」がトラブルを生むのは事実。
誰も得しない話が続くのは困ったものです・・・

500万人分の個人情報が中国業者に 年金情報入力を再委託

年金機構 中国業者への再委託把握も契約見直さず

年金機構からの委託会社 人手足りず中国業者に再委託

受託者がクズで、発注者がだらしないという話。
そして個人の大事な情報が外国に漏洩したかもしれないとすれば
もう最初のコメントで片付かない気もしています。

第一報の時点で「最低価格方式」だろうと直感したので
すぐに調べたらその通り、そりゃ「安かろう悪かろう」ですよ。

物品の購入であれば、事前に示したスペックを満たしているとして
一番安い価格の業者に発注することは何もおかしくはないんですけど
いらゆる「役務」、特に機密データやその先のシステムに関する案件だと
この最低価格というのはおそらくあんまりいいことありません。

かつてボクも仕事で「最低価格」で落札した案件に従事しましたが
その時は「実績作り」と会社が割り切っていたので赤字でした。
ただ当然ですけど、本来必要なリソースは十分に割り当てられず
未経験の仕事に不慣れな人材ということで大変でした。
(個人的には大変勉強になりましたが)

その後、似たような案件を適正価格(それでも割安)で入札しましたが
どの案件にも信じがたい低価格で入札する業者が2,3社くらいいまして
落札できなかったことを思い出します。
(いつも同じ会社がどうみても異常な低価格を入れていた)

あれもおそらく「実績作り」なんでしょうけど、
果たしてちゃんとした成果は出たんだろうか?と思うわけです。
どう見積もっても最低3人の要員が3ヶ月稼働するはずなのに
「200〜300万円」って価格設定は赤字にしかならない。
でも何事もなくそういう価格を放り込んでくる・・・
おそらく「成果」は出たんでしょうが、それが本当に発注者にとって
必要なものだったのだろうか?と考えてしまいます。
(関連のシステム案件が炎上した話を聞けばきくほど)

要するに消耗戦にはなるし、成果はおそらく微妙ということで
最低価格方式というのは役務提供などに関しては
「安物買いの銭失い」になってしまいやすいわけです。
でもそれが国及びそれに準じる機関のルールなので仕方ない。

今回の年金機構の一件はわかりやすいくらいに合致しています。
おそらく採算性なり見積は甘く、安値で受注したけど
人が足りないので中国に契約違反だけど出しちゃいましたと・・・
でもってミスが多くていろいろ露見しましたよって最悪です。

「年金500万人分の個人情報の入力を中国に再委託」で浮き彫りになる日本年金機構以外の官公庁の問題

同じ会社ですからね、他の案件でも同様のことが
恒常的におきていても驚きません、許されませんけど。

という話なんですけど、当然これじゃダメなので
「総合評価落札方式」ってのもあります、「価格&提案」で評価します。
ただ最新の状況とか詳細なところまで押さえていませんが
(案件によって細部は違うだろうし)
ボクがお役所側のお手伝いをしたときはこの価格と提案の比重が
「5:5」だったんですよ、要するに価格の比重が高すぎました。

ちゃんとした会社を選定したいので、提案内容の比重を厚くしたくても
比率が決まってしまっているのでどうにもならないというジレンマ。
もちろん提案内容を重視しすぎると「既存業者が有利になりすぎ」という
別次元の問題も起きてしまうのですが、いい提案よりも安値が勝ってしまうのは
やっぱりちょっと違うなと思いながら仕事していました。
(結果、しっかりとした提案をした会社が落札しましたけどね)

その後、別の案件で提案内容を安値でひっくり返した会社が
落札した大型案件で大惨事に巻き込まれたりしましたし
逆にもうお金がないから辞めたいといい出した会社を見たこともあります。

万能の方式がないことは間違いないのですが
今回の件を反省して横断的に改善していかないと
また大事な情報が漏洩してしまったり、完成されなかったりで
私達が不幸になりますからね、そこは共有したい話です。

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