プログラマーかプロジェクトマネージャーか?

今日はちょっと新聞の記事が話題になりました(しました)
ソフトウェアを開発する会社の社員としてちょっと思うところを。

今日の日経産業新聞にある大手SIerの社長さんの発言が載っていました。
内容は、情報システムの品質を向上させるために必要な人材は?って感じだったのですが、その中でその社長さんは”アーキテクト”や”プロジェクトマネージャー”以上に品質の向上に必要なのは優秀な”プログラマー”である!と語っていました。

ちょっとわかりにくい言葉が出てきたので、管理人なりの説明を。
建設現場を想像しながらお読みください。
”アーキテクト”とは”設計者”みたいなものです。もっと幅広い定義や専門的な定義はあると思うのですが、細かく書き出すと切りが無いのでここはこれでご勘弁。
次に”プロジェクトマネージャー”てのは”現場監督”。工程管理であり、予算管理であり、要員管理であり、品質管理といった実際の開発(工事)現場の管理者って感じですかね。
最後に”プログラマー”は簡単に言えば”作業員”ってことになるんですかね?ただしピンからキリまでその能力は幅広いです。

要するに管理人なりの解釈だと、設計士や現場監督が必死になって品質向上を図っても、最後に組み立てる作業員の能力が低いとその効果があまり表れないよ!だからいいものを作りたければ最後に組み立てる要員の質が重要だよって言いたかったのだと思います。

事実、その社長さんの会社はプロジェクトマネージャー(以下PM)の社内認定資格制度があったり、その資格を取ることがステータスになっていたり、PMの価値を非常に重要視しています。反面、実際のプログラミングは下請けに出しちゃっていることが多く、建設業界で言う大手ゼネコンと良く似た構造になっています。
ちなみにこの記事で社長さんは、社内におけるプログラマーのステータスと質の向上を狙ってPMと同様の制度をつくっていきたい、みたいなことを語っていました。

この記事はソフトウェアを作っている会社の社員からするとかなり興味深いもので、発言者が大手企業の社長であることもかなりのインパクトです。ちょっと面白かったので管理人も周囲の皆さんに「PMとプログラマーのどちらが品質向上に重要だと思いますか?」って質問をしてみました。そうするといろんな反応が返ってきました。

管理人の周囲には、プログラマー経験者とかPMと両方経験した人とか管理人のような全くの素人まで多岐にわたって多様な人種がいるのですが、ちょっと職人ぽい雰囲気のプログラマー経験者あたりは、プログラマーが重要!と言いますし、会社として設計やマネジメントという上級の技術(世の中ではそうなっているらしい)を社員に習得して欲しい人事部あたりはPMが大事!とおっしゃいます。

そんな中で最も納得がいったのは、両方の経験者の意見。
「どっちも重要に決まっている!」

簡単に発言要旨をまとめると・・・
「確かに最後に組み立てるプログラマーの質が悪いとどうしたってバグがでたり、不具合が出やすい。ただしシステムの質を最終的に握っているのはやはり設計するアーキテクトや全体の管理をするPMだろう。どんなに大工が優秀でも設計図が間違っていたら、どうしたって良い家は建たないよ。本当にシステムの品質を上げたいなら最初の設計段階の品質を如何にあげるかでしょ。」

という回答でした。
正直、なんとも言えない感じです。
要するにどっちも重要なのだけがわかりました。

ただ、個人的な考えを言えば、プログラマーの方が重要だと思っています。
これって相当感覚的なものなので上手く説明できないんですけど、目の前で展開しているサッカーのワールドカップを見ていると特にそう思うんですよね。

監督の戦略や戦術が超一流でも、選手がこなしきれなければチームは強くなりません。
反面、選手が超一流(ブラジルみたいな感じ)なら高度な戦略なんかなく、最低限の約束で十分なんじゃないの?って思っているからです。
もちろん一番良いのは、選手と監督の質のバランスが取れていること(良い意味で)です。残念ながら今回の日本代表はそのバランスがとれていなかったって気がしています。
ブラジル代表のような最低限の約束(それもあったのかどうか)しかないという選手の質が命の戦略なのに、肝心の選手の質がそこに追いついてなかったってこと。
「少なくとも急にボールがきたから」って発言はFWというかプロとして最低な気がします。

ちょっと横道にそれましたが、もう1つ管理人がプログラマーが重要だと思う理由は、技術の最先端には常に超一流のプログラマーがいる、という思いこみというか認識があるからです。おそらくコンピューターの世界の最先端はPMとかアーキテクトって人が先頭にいるとは思えないんですよね。絶対、あるときふと思いついたか、夢見ていたことをやろうとする技術者であるプログラマーが、誰も見たことがない技術を生み出しているはず。そのプログラマーは頭の中で設計も管理もしているはずです。
世の中で言われているアーキテクトやPMなんてあくまでその技術を使う側の最先端な気がします(それ自体は凄いことだけど)。

どうもIT業界ではプログラマー=人足みたいな風潮があって、ステータスが低いことに個人的に憤りを感じているので、今日みたいなことを思っています。
もっともその根底には管理人が”プログラマー”になり損ねたことがあるんですけどね。

会社に入って2週間でプログラマーの夢(希望)は管理部門配属という非常に名誉なことによって断たれた(希望に軽い気持ちで書いた自分にも責任はありますが・・・)のが今日までの”プログラマー信仰”につながっているのでしょう。

ちょっと長くなったので今日はお仕舞い。
この件、皆さんはどう思いますか?

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