『外事警察』 ~麻生幾~

延び延びになっていた本の感想。
ドラマとは一味も二味も違います・・・

NHKでこの本を原作としたドラマが始まったのが11月中旬。
(この本はドラマのための書き下ろし)
NHKが本気でつくるドラマは面白いだろうということで
初回を録画して見たら、その重苦しさに引き込まれ
気がつけば原作を読み始めていた(買ったのは警察庁に程近い本屋)

思えば子供の頃から「刑事ドラマ」は大好きで
たくさん見ていたけど、最近は脚本もキャスティングもぬるいものが多く
見ているのは「相棒」くらいだったのですが
(西部警察が個人的には最高峰だと思うけど)
久々に息が詰まるようなドラマだと思います。

で、その原作。
ドラマと違うのはドラマではメインキャストの松澤陽菜が
まったくもってメインキャストでないところ。
住本と住本班が全編を通して主役。
その辺はドラマのイメージを持って読み始めると
どこかで肩透かしを食ったような感じになるかも。

原作はドラマ以上に現実を突きつけてくるというか
本当はどうなっているのか?ということに興味を持たせるとともに
やはり背後が見えない暗さを感じさせてくれます。
それだけに読んでいて、抵抗のある人、興味が失せる人もいるかも。
ただ、ボクにとっては抜群に面白かったです。

舞台は大半が東京なんだけど、
土地勘のある場所が何度か出てきて思い浮かべたり
(個人的には”日野駅前のコーヒーショップ”が最高)
それこそ何のいわれも無いのに歩いていて
背後が気になったりってことはありましたが、
とにかく淡々と重苦しい雰囲気で物語りは進んでいきます。

でも、多分、これが現実なんでしょう。
「平和」であるはずの日本の中でも外でも
「見えない戦争」はやっぱり起きているはずで
こうしたテロ対策とか「公安警察」というものが
普通の日常に潜んでいるということを知るには
すごくいい小説なのではと思います。

最近は「笑う警官」とか警察関係の映画も
ちょこちょこ出てきていますが、
外事警察はそのかなり上にいるんじゃないですかね?

個人的にはドラマの住本の方が好きですが
小説の中の淡々とした感じに怖さを感じます。

それにしてもNHKはもっと原作に
忠実に作ればよかったのになぁ、そこが残念。




外事警察
日本放送出版協会
麻生 幾

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<おまけ>

これから第5話を見ようと思います。


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